一般社団法人地域力創造デザインセンター

1.活動目的

 当法人は、地域社会と地域経済の向上にかかわる多様な主体による取り組みのプロセスを継続的にディレクション、コーディネートしながら、公共的な施設・空間と社会の意識・仕組みをトータルにデザインすることにより、複雑化する地域課題の解決と地域社会の未来に向けた価値の創造に貢献し、もって持続する地域力の構築に資することを目的とします。


2.活動項目

 ①地方自治体、市民団体、企業等によるまちづくりに関する企画、監修、アドバイス業務

 ②地方自治体、市民団体、企業等によるまちづくりにおける合意形成、連携協働、意識醸成等のプロセスコーディネート

 ③公共施設、公共的な空間の整備、利活用に関する景観設計、制度設計、デザイン監修、デザインマネジメント

 ④まちづくり、都市計画、景観、文化財、夜間景観、農山漁村、観光、地域ブランディング等に関する地域計画の策定、調査及び分析

 ⑤前各号に掲げる事業に附帯関連する一切の事業


3.法人設立日

 令和2年4月1日(水・大安)


4.所在地

 〒830-0023 福岡県久留米市中央町11-1 第1田中ビル2階 シェアオフィスmekuruto


5.体制

 高尾忠志(代表理事)


6.連絡先

 takaotadashi@icloud.com(代表理事・高尾忠志)


7.業務実績

 (2020年度)

  ・川内村:持続可能な地域づくりに向けた景観整備に関する研究業務

  ・柳川市:水郷柳河掘割地区まちづくりワーキンググループコーディネート業務

  ・高架下利用推進協議会:西鉄大牟田線(雑餉隈〜下大利)高架下等利用推進アドバイザリー業務

  ・鹿島市:JR肥前鹿島駅周辺整備全体構想アドバイザー業務

  ・鹿島市:肥前浜駅〜祐徳稲荷神社間誘導サインデザイン検討業務

  ・一般社団法人We Love 天神:天神まちづくりLAB研究業務

 (2021年度)

  ・柳川市:水郷柳河掘割地区まちづくりワーキンググループコーディネート業務

  ・高架下利用推進協議会:西鉄大牟田線(雑餉隈〜下大利)高架下等利用推進アドバイザリー業務

  ・鹿島市:JR肥前鹿島駅周辺整備全体構想アドバイザー業務

  ・鹿島市:JR肥前鹿島駅周辺整備基本計画・基本設計等アドバイザー業務

  ・田川市:田川後藤寺駅前の整備方針検討に係るアドバイザー業務

  ・大分県日田土木事務所:玖珠川(天ヶ瀬温泉街)事業に関するアドバイザリー業務

  ・佐賀県:佐賀県公共事業の景観形成に関する事例集等の策定業務

  ・日本交通計画協会:宮島口整備事業に伴う広電敷地外構設計アドバイザー業務

  ・一般社団法人We Love 天神:ガイドライン改定に向けたアドバイザー業務

 (2022年度)

  ・柳川市:水郷柳河掘割地区まちづくりワーキンググループコーディネート業務

  ・高架下利用推進協議会:西鉄大牟田線(雑餉隈〜下大利)高架下等利用推進アドバイザリー業務

  ・鹿島市:JR肥前鹿島駅周辺整備基本計画・基本設計等アドバイザー業務

  ・田川市:田川後藤寺駅前の整備方針検討に係るアドバイザー業務

  ・朝倉市:甘木駅周辺整備基本構想策定アドバイザー業務

  ・大分県日田土木事務所:玖珠川(天ヶ瀬温泉街)事業に関するアドバイザリー業務

  ・日田市:天ヶ瀬温泉街復興まちづくりデザインコーディネータ業務

  ・日本交通計画協会:宮島口整備事業に伴う広電敷地外構設計アドバイザー業務

  ・一般社団法人We Love 天神:ガイドライン改定に向けたアドバイザー業務

 (2023年度)

  ・柳川市:水郷柳河掘割地区まちづくり支援業務

  ・高架下利用推進協議会:高架下等利用推進アドバイザリー業務

  ・田川市:田川後藤寺駅前整備の事業化に向けたアドバイザー業務

  ・朝倉市:甘木駅周辺整備基本構想策定アドバイザー業務

  ・大分県日田土木事務所:玖珠川(天ヶ瀬温泉街)事業に関するアドバイザリー業務

  ・日田市:天ヶ瀬温泉街復興まちづくりデザインコーディネータ業務

  ・福島県川内村:町分地区景観形成アクションプランアドバイザー

  

■地域の価値を高める場づくり・人づくり

 地域で行われる事業は、行政機関等の管理上の都合、民間企業の経営的利益、市民の自己実現の追求などの縦割り的な関係を超えた協力関係のマネジメントが必要です。行政側は地域の価値を高めて民間による投資を呼び込むような公共事業を進めていくことが求められており、一方で民間は経営的利益や自己実現にとどまらない地域全体の価値向上へ貢献する取り組み(ソーシャル・ビジネス)が求められています。

 公共事業によって整備される空間の価値を高めるためには、「公共空間のデザインの質の向上」と「整備後のまちづくりにおける利用」を一体的に検討する、市民・行政職員・専門家の協働による「体制」と「プロセス」をコーディネートすることが重要な要件となります。そして、それを担う行政職員の意識やスキルの向上と良識ある専門家の参加が必要となります。

 一方で、民間企業や市民による地域の価値向上に向けた取り組みを誘発するためには、地域における既存の意思決定構造を超えた新鮮な「関わり合い」を生み出し、地域のために何かをやりたいと思っている人々が動きだす「きっかけづくり」が重要な要件になります。特に、行政側が公共事業によって大きく地域環境を改善する時が、この「きっかけ」として大きなチャンスであると考えています。また、そうした市民発の動きを支える規制緩和も同時に重要な課題です。

 これら双方の観点を車の両輪のように意識しながら、公共事業のプロジェクトマネジメントにおけるコーディネーターやディレクターを行なっていきます。


■ローカルな場と景観をデザインする

 地域の価値を高めていくためには、地域のオリジナリティを大事にすることが重要です。オリジナリティを考える上での源となるのは、その語源である「オリジン=地域の起源」であり、その地域の歴史や自然特性を十分に理解し、その上に未来を描くことが重要となります。

 一方では、地域がどのような人にとってどのような価値を持つことが地域の持続性を高めるのか、また、その目標設定は実現可能なのか、と言った観点からも地域戦略を検討し、描き、評価検証していくことも重要です。したがって、「計画」や「体制」は常に変容させながらマネジメントするものであり、それらを含めて「プロセス」と捉えるのがよいと考えています。私が専門としている「景観」や「デザイン」という技術についても、地域戦略の実現に貢献するための観点やツールであると考えています。

 できる限り国家や資本の都合に流されずに「地域」の目線に立ち、地域の方々が話し合ったり、ともに活動する「場」をマネジメントしつつ、その舞台となったり、成果としてできあがる公共空間(場)をデザインすることで、ふるさとの風景や地域のブランドを少しずつ良いものにしていく意識が重要であると考えています。